先日洋服のお直しをお願いした方が、トマトとズッキーニをくださった。
ご主人が丹精込めて育てられたものだと。
「踏江さんが数年前、ご主人は定年後、広いところでキラキラした顔で何かをなさっているから、大丈夫ですよ!と言ってくれた。仕事人間だったし、定年後どうなるんだろうと心配したけど、興味なかった人が、毎日元気に畑に行って野菜を育てています。
びっくりです。
こういう事だったんだって思いました。」
この言葉を聞いたとき、私は自分が言ったことすっかり忘れていて、しばらくぽかんとしていましたが、段々思いだしてきて、平らな土地で太陽の光浴びていそいそと何かをしていらっしゃるご主人を観たなと思いだしました。
トマトとズッキーニにご主人のお姿がダブり(お会いしたことはありませんが)、幸せのおすそ分けをいただきました。
未来を読むことは多いです。もちろん過去も多いです。
どの瞬間も人は精一杯生きているなと実感です。