昨年書いたものですが、彼の言葉が頭の中で連呼したので、もう一度ここにアップします。
出来ない事が多くて自己否定をしたり、他から責められることを体験した人は多いでしょう。
もし、学生時代優秀で会社でも優秀である方は、この言葉は分かりにくいかもしれません。
でも、このような想いをしている人を大事に想っていかれると、自分が出来ない事があると知った時も、自分に対し否定感を持つ必要が無いと想いやすいと想います。
出来ない事を責めず互いに認めあい、それぞれの個性として活かしあっていきたいものだと想います。
「できない」は愛だと想う!!26歳青年の言葉
入りたかった高校に入ってからの挫折
何でもできると想っていた自分が、その高校では平凡であると知った。
楽しい男でいたいと想い、笑顔を創ろうとした。しかし、笑えなくなった。
少しでも気の利いた言葉を出そうとした。しかし、言葉が出なくなった。
段々誰とも話せなくなり、部活でも、ピッチャーで入ったのに、補欠にも入らなくなった。グラウンドに入ることさえ危うくなった。
もともとおしゃべり好きな彼は人と話せないのは地獄だった。
そんな時、お母さんが私を紹介してくれた。
その後、彼は一浪した後大学に入り、バイトを始め、少しづつ人と話せるようになる。
ちょっとしたことで頭が真っ白くなり、心はパニックに陥る。
大学に入れてよかった。バイトができてよかった。震えが徐々に止まった。
どんなにつらくても逃げずに頑張って来たからだろうが、大きな力に守られ、溺れながら必死に泳いでいるうちに、泳ぐ力がついてきているのだろう。社会人になって3年半になった。
先日彼のセッションをした時の内容です。
* * * * * * * * * * * *
26歳の青年の言葉
その時その時で限界はあるけれども、そこをどう捉えるかを今日は掴みたいです。
人って…人の創りって単純じゃあないと思います。
奥深い
今まで自分の経験だけですけれど、人は本来悪くない。悪い人も、悪い状態もない。
人は、変わっていくのだから、どの状態もアリなのだと想う。
今の上司は僕を人格否定しながらも僕を育ててくださっている。
自分の今は、自分をさらけ出して、自分を変えている最中
全部肯定していきたいけど、やっぱり、上司に対し、批判してしまう。
チーフに対しての想い
ヘタレ!!甘えてる!!配慮ができない!!自分でいっぱいいっぱい。
相手に自分の感情をぶつけている。
これ自分と一緒です。悪いと思ってもしてしまうし、・・・・
死ぬ気で頑張るをいつも意識しているけれど、自分のことしか捉えられない!
今までの方法では限界なんです!!
チーフも店長も、パートさんも、監査の方も、親も、全部肯定したいんです。
みんな今そこにいるだけで、それが、悪いわけじゃあない。
人に対し、悪口しか言えないない人も、弱くて逃げている人も、それは通過点でしかない。
自分もそう想いたい。
自分に負けたくない。
限界がない状態になりたい!
出来る出来ないじゃあなく、意識に限界を置かず、ただ、淡々と時間の限り仕事を終わらせると、その日が終わった時、自分に納得できる!!
そんな風になってきました。
あの時からです。
先月踏江さんに苦しくて苦しくて電話した時、毎日死になさいと言われた時からです。タイムリミットをいつも置くようになったんです。仕事を終らせる時、今の自分にできることを納得いくだけ行うという無我夢中で仕事に打ち込む事ができるようになってきました。
チーフから見たら、まだまだだから、今でも罵倒されます。
でも、確実に仕事はできるようになってきて、先輩も認めてくれる言葉をかけてくれるようになりました。
でも、もっと行きたいんです。。。
もっと、限界のない世界へ・・・・・
最近想うんです。『出来ない は 愛かな!』
「出来ない」は自分にはたくさんあって、それがあるから、出来るようになっていくし、相手に迷惑かけるけれど、目もかけてもらえたし、完全否定もされたけれども、人ととの関係が持てたと想う。
出来ないがなかったら、自分はここまで頑張れなかった。きっと天狗になっていた。
「出来ない」 は 愛 !! だと想う。
次のテーマ
人の視点からも、物事を見てみる
相手のことも観察しやすいし、自分の活用の仕方がうまくなりそう。
やってみます!!
最後に、どうしても自分の考え方や感じ方が、正しいと想ってしまう。
相手の価値観や感じ方があるのに、自分の思ったことを正しいと想うから、イラつくし、そう想う自分に残念と想う。
それでも、どん欲に自分を求めていきます。:
この図は私が書いたものです。
セッションは彼の奥にある彼自身を引き出していきます。
ゆっくり探すように話す彼の言葉に鳥肌が立ちました。
2014.9月現在彼は28歳になり、サブチーフになり、部下もできました。
人を育てる時、相手の能力を認め、もっと生かしていけるような自分でありたいと常に自分を成長させながら、毎日仕事に向かっています。
もっと大きな人になりたいですと、今も定期的に個人セッションに来てくれます。
彼を10年間サポートさせていただき、真摯な気持ちで生きる若者を目の当たりにしていると、彼らが創り上げていく地球に希望をもてます。
そして、私自身の役割を改めて認識する瞬間です。
未来の地球を創り上げていく人たちの礎になろうと決めた事を!