ゆったりした喫茶店ならではの、込み入った人生ドラマ

西船橋駅の二階の喫茶店のコーヒーは美味しい

出かけたついでにちょっとゆっくりコーヒータイム

お隣は喪服の6人親族の集まり風

「人生何があるかわからない。」(女性70代)
「どう生きるかだよね!」(女性70歳代)
「どう死ぬかだ!」(男性60代)
「私たちが知らない奥の心があったのね・・・」(70代後半)
「ちゃんと葬儀の仕方法事の仕方を教えないと・・・・」(60代女性)

聞くとなしに会話が聞こえてくる。

私はこういった話が好き。
小さい時から、お客さんが来ても子供達も一緒にお茶を飲み大人の話を聞いて育った。
奥出雲の風習
お茶を出すとき、お煮しめやお漬物をテーブルいっぱいに出す。それがおもてなしだった。
そこで繰り広げられる大人の話は、結構立ち入ったことばかりだった。でも流石に1時間以上聞いていると疲れてきた。
(聞こうとしなくても聞こえるので・・・)

そうしているうちお帰りになった。
葬儀では色々なことが起きる。きっと何か起きた帰りなんだろう。
静かになったので、本を読み始めたならば、次に聞こえ始めたのが、
「あなたのひがみ根性うんざり!!」
「どういうことだ!・・・」
「その言葉もひがみからよ!」
「何でもそう!男として最低。。。」
このアベックとの距離は、間に3っつテーブルが置いてある距離。
はっきり聞こえる程音量は大きくなっていた。
感情が高ぶり場所もわからなくなったのだろう。
まるでドラマのようだった。
今まで、喪服の方々に守られ、こんなキツイ言葉を聞かなくてよかったんだ。
彼らに感謝!!
と思っていたら、そのアベックの隣にお母さんと2人の小学生のお子さんを連れた三人が座った。
まずいじゃん。
子供に聴かせる話じゃないよ。。と思っていたら、彼の方が、
「もう無理」

と言って去っていった。

魂をえぐられる言葉を聴き続けた彼。

どうか強くなってね。と祈りばかり。(余計なお世話ですが)

若い時には互いに傷つけ合うものかも。

自分もそうだったのだろう。。。

なんだかホッとするために入ったけれど、面白い時間を過ごせた。
ゆったりした喫茶店ならではの、込み入った人生ドラマが展開していた。