ちょっと大げさに言うと、日本人魂をくすぐられた。

先日 友人宅で朗読の世界でご活躍の熊澤南水さんの山本周五郎作「二粒の飴」を聴いた。
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江戸時代がそこに在った。

花嫁衣裳は南水さんがご持参さなった。母が嫁ぐ娘に伝えたお話だったので欠かせない一品

江戸時代の花嫁衣裳だそうだ。

お蚕さんの糸が違うらしい、軽くて目が詰まっていた。あんな手触りの絹は初めてだった。

最初は何とも言えない違和感の世界、異空間の世界。

南水さんご自身が昔からの日本人を生きていらっしゃる。

着物だけで日々過ごしていると聞いたとき、想像を絶した。着物で5人のお子さんを育てれたと。

気丈でないと出来ない。

昔和裁を習い、自分の着る着物は自分で縫っていた。着物良いな~と心の奥をくすぐられた。もっと奥の日本人魂をくすぐられた。

その日はつまみ簪の名人穂積実氏も同席なさっていたので、お二人の対談のような貴重なお話をたくさん聞くことができた。
何かに火がついて、以前創っていた切り絵を始めた。どう展開していくのだろう。。。。

実は右の写真の棚に飾ってある二枚の仏像切り絵は実は私の作品。この経緯は内緒。。。もう一作創った後、切り絵は封印された(懲りたともいう)

まだまだ修行が足りない。