内弟子時代に掴んだ事 「信頼」

今日は大和花道会創立者の下田天映家元(現家元は2代目下田尚利先生)の内弟子時代が浮かぶ。
明治生まれご夫妻の愛は厳しい、けれども、若く幼い私の尊厳を認め、慈しんでくれた。

天才アーティストの家元 内に激しさを秘めた奥さま。

寝食を4年間共にする中で、多くを学ばせて頂いた。
私が最後の内弟子となり、ご夫妻の最期に関わらせていただき、私の人生観・死生観の元になる時期を過ごさせていただいた。

何の後ろ盾も無く、親族もおらず、自分が信頼される事が会館本部で生きていく事と直結していた。
嘘をついてはいけない。
身の丈をしっかり知り、出しゃばらず、強かに学ぶ。
頭を下げ、謙虚に、感謝を表わし、人に接する。
人の暖かさから、自分の立ち居振る舞いを学ぶ・・・・

書いて、明治の香りがする。
実社会では今もこれが自分を助ける。そう信じている。
神との関わりでも、同じこと。言われたことは、必ず行う!これが信頼されること。

こんなことを日常的に聞いて育った娘は、私から言われると露骨に嫌な顔をする。
けれども、人に助けてもらわなければ生きていけないと心底知っているから、人に可愛がられ、信頼されることを実践している。

 

だから、運が良い。
タイミングをつかんでいる。
無意識で、神計らいを引き寄せる。
運とは、ご縁。
ご縁を大切にし、仕事ができる人を目指しどん欲に学ぶ。
そして、信頼を得る。
偶然が目の前で起き、それを観て、この子は何かあると思った大人たちに育てられている。

 

ありがたい。

 

今、アメリカで一人でご縁を広げ、学校に行きながら、次の自分のステージを創ろうとしている娘を見て、自分の内弟子時代が思いだされる。
私は、沢山涙を流した。
娘は、笑い、あっという間にできたお友達のお友達からまたお友達とご縁の輪を広げ、楽しみながら、学び、人生のチャンスを創っている。

 

違う人種を見ているよう。

それもありがたい。

 

追記

どんなにおそばにいても、先生ご夫妻のご苦労は垣間見る事はあっても、及ばないものでした。
朝 6時頃寝室に入り、大腿骨骨折の後遺症で杖を手放せない奥様にお灸をするという役割が与えられ、毎朝寝所に伺うのですが、その時しか話さない言葉を聞いて いても、若い私にはただお聞きする時間でした。思いだすと、とっても懐かしいです。杖が必要なくなったので、その役割も1年半で終わりました。
おかげで4年間の内弟子時代の最初の1年半で、お二人との距離が縮みましたが、ほんのちょっと入らせていただいただけでした。
お家元はそんなに怒らないのですが、奥様は厳しい方でしたので、滅私奉公をしつけられました。
全体をみて、自分の役割をしなさいと日常的に言われ、どんなに忙しくて、疲れていても、お二人のお食事と全ての仕事が終わってからの自分のお稽古を怠ける事は許されませんでした。ありがたかった。
昔話が懐かしいのは歳を重ねたという事でしょうね。
私生活すべてに関わり誰かを育てる事は、私にはとうていできないと思います。
明治の人の強さと厳しさと懐の広さは、足元にも及ばないと思っています。
長くなりました。

読んでいただきありがとうございます。

やっぱり今年もチャネリング!!

昨年は、神々の誰と言わなくとも、その周波数さえわかれば、内容を深く取ることに専念し、全身でエネルギーアップできる方法をいくつか教わった!
私達がこれからの時代に生きやすい身体と心の状態になる方法なのだろう!

私は常々、「すべての人がチャネリングしながら、今を生きる事が出来る!」と信じている。

奥出雲で生まれ、神話の山々の中で育ち、18歳から生け花の家元の内弟子となり、4年間明治生まれの家元ご夫妻から生け花・茶・書・和裁の世界を仕込まれ、その後やっと現代社会に出てきたような私です。
クリエイター達に囲まれそれが世界だと思って育っていたのです。

いったん全てを失い、たくさんの人生体験を超えた今、やはり想うのは、すべての人がクリエイターであること!みんな芸術家で、自分の人生を想像し続けていることです。

自分の創造主は大いなる自分である!と確信しています。
そして、すべての人は同じ地球上の成分(もっと大きくいうと、同じ宇宙の成分)で出来ている現実が物語っているように、すべてがひとつです!

人は何かを創り上げる時、何かの手助けをもらっています!
直感であったり、自然界からのヒント、過去の文化からのヒント!
これらを、私はチャネリングと捉えています。
この直感を常に自分のすぐそばに起き、日常をもっと楽しく創造しつづける事が出来るはずです。

どんな困難も、今生きている自分自身でいさえすれば、大いなるところからもっと力が注がれて、ヒントは与えられ、チャンスは与えられ、縁は与えられます。

だから、やはり今年もチャネリングです!!

神と繋がり、生きる醍醐味をもっともっと味わいましょう!!

今年もよろしくお願いいたします。

踏江みつ子